うどんの食べ方

考えていることや、考えたことを忘れないためにも書いておこうと思います。

植民地の軍人

嘉手納基地にいった。ショックだった。

敗けたこと、今後も勝てないんだという事実を顔面に叩きつけられたよう。

なるべく今の感想を率直に残すためにあまり変な言い回しはしないでなるべくシンプルな文にしたいと思う。

嘉手納基地は日本にある米軍基地のなかで1番大きい。滑走路が2本。

ほんとにとても広い。ことは地図で見てわかっていたけど、バスで一周して衝撃を受けた。

あの基地を作るときにはおそらく計画なんてものはない。土地の枠だけ適当に広めにとって、あとはだいたいで作ってきます。そんな感じ。

ひどい。ただでさえ土地が狭い日本、ことさら沖縄で普通の神経を持ち合わせてたらあんなことはできない。反米感情、基地の経済効果云々の前に確実な事実を確信した。日本はアメリカの支配下だ。属国だ。植民地だ。

適当な計画で広大な土地が余ったんだろう、基地の中にはゴルフ場があって、その芝生を刈るのは日本人、ゴミの回収は日本人。これを植民地と言わずなんと呼ぼう。

形は違えど圧倒的に、構図はそれ以外の何物でもない。

これほど強く敗戦を意識したことがなかった。悔しいと本気で思ったし、そこの余ってる土地を返せとも思った。でも、多分無理なんであって。なんでかというと国のスケールのでかさ、考え方のスケールなんであって、日本は士官候補生の学校で語られるのは、点呼半袖長袖なんだ。非道い。おれはなんなんだろう。普通じゃないのか。異端児、変わり者、そう呼ばれることは決して嫌じゃなくてなんなら少し嬉しいと感じたりしてたけど、じゃあなんなんだ?これからずっとこうゆう壁を感じてぶち当たって1人でどうにかしようとして、し続けて、諦めて、時には壁を壊して、そうなの?

それはおれの務めなのか、どうなんだろうが知らんが、とにかく設計図は書かないといけないし、自分でなんとかしないといけない。

とにかく嘉手納基地はショックだった。原爆ドームでも平和記念公園でも嘉数高地でも史跡を回るのはいいが、おそらくどんな史跡を回るよりも確信的に敗戦の事実を目の当たりにし、属国であって支配下であって植民地であることを実感する。だから悔しいから、どうって話ではなくて、もうなんか泣きたくなる。それが伝わればそれでいい。